通勤快速 商品

中央線でよく利用されている運行の一つが通勤快速です。通勤快速は夕方から夜間、下り快速に代わって運行されています。通勤快速で停まる駅は、東京駅、神田、御茶ノ水、四ツ谷、新宿、中野、荻窪、吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、日野、豊田、八王子、西八王子、高尾と停まっていきます。2007年に21時台の4本特別快速が通勤快速に変更されました。また通勤快速のほかに通勤特快というものもあります。通勤快速よりも停まる駅が少なく、新宿駅を出ると国分寺、立川、八王子、高尾にしか停まりません。遠くから通勤している方は非常に便利と感じるでしょう。

気弱なサラリーマンの物語
新幹線での出張の友として、久しぶりに西村京太郎先生の本を手に取った。

トラベルミステリーとして日本全国、さらには世界で活躍する十津川警部であるが、今回は八王子〜東京都内を結ぶ中央線通勤特快が物語のはじまりとなっている。家族にも会社にも恵まれたサラリーマンが主人公であるが、通勤特快の中でのある出来事から、事件に巻き込まれてゆく。

どちらかというと気弱な主人公と、犯人グループとの接触シーンはとても迫力があった。また、同じく電車通勤している自分自身と主人公を重ね合わせて味わうこともできた。西村京太郎先生の本の醍醐味を十分に味わえた出張であった。
日常から非日常への転換を描き出した力作!
アマゾンの案内によって本書の存在を知り、書店で購入した。タイトルに興味をおぼえたからである。都心と地方を飛び回り、確固たる証拠を地道に積み重ねることによって事件を巧みに解決してゆく西村京太郎作品のヒーロー十津川警部の「雄姿」を十分に堪能できる作品だと確信して読み進めていったが、巻末の「解説」にあるように、今回の彼の位置づけは「ちょっと控え目」であった。主人公は、JR中央線の通勤快速を利用しているサラリーマンであり、彼が車内で知り合った男性が殺害されたことに事件の発端がある。最終的に事件は(ほとんどの)関係者の死亡によって幕を閉じ、十津川警部が回顧しているように、本作品では誰も「逮捕」できなかったという異例の結末となっている。途中から犯人は誰の目にも明らかになり、彼は自分が犯した殺人から免れる手立てを講じ、愛する(妊娠中の)妻を襲った犯人への復讐に躍起となるという筋書きである。結末が異例であるだけにそれなりの緊張感をもった作品であり、一定の満足感もあった。とはいえ、本作品のシナリオが本当にタイトルに相応しいのか疑問を感じた。「悪夢」とは、誰一人として逮捕できなかった十津川警部の「悪夢」という意味ではおそらくないであろうし(主人公であるサラリーマンにとっては紛れもなく「悪夢」だった)、通勤快速の「罠」とは一体なんであるのか、読み終えてもいまひとつピンとこない(解説を読んでそれとなく分かったような気もする)。もっとも、ごくありふれた「日常」のなかに潜む些細な何かが次第に「非日常」へと変貌してゆくドラマは、大きな事件(複数の事件が密接に絡み合ったものや国際的なものなど)とはまた違った味わいがある。それを題材にこれだけの内容を展開できる作者の発想力は凄い。十津川警部の活躍が控え目であるという作風もある意味で新鮮だったと思えなくもないが、今回はめずらしく「星4つ」とした。
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